エクイティクラウドファンディング投資の基本

クラウドファンディング投資の基本

それでは具体的にエクイティクラウドファンディングのメリットとデメリット、そして投資方法と利益確定の方法を見ていきましょう。

メリットデメリットエクジット投資方法

エクイティクラウドファンディングの魅力とメリット

まずはエクイティクラウドファンディングの魅力とメリットについて考えてみましょう。

  • リターンの大きさ

まずは皆さんが通常思い描く夢の部分から話したいと思います。未公開株に投資するという事は、上場の条件を満たしているかという検査がまだ行われていない会社に投資するという事ですので情報が少ない中での投資になりますが、その分株価収益率などの指標で株価が判断できるという状態ではありませんので取得する際の株価は早いラウンドで投資した方が株価が安いという単純な図式になる傾向にあります。初めのラウンドでは株価は1株1ドル位が多いですが、それ以下の1株30セントなどのケースもあります。その後のラウンドでは会社の売り上げや知名度が上がってきますので1株10ドルほどに上がっている事が多いです。その後に会社が順調に成長し、IPOにこぎ着けた際は上場時の適正株価設定が引受先の投資銀行などでされるので一概にいくらになるとは言えませんが、1株20ドルから1000ドル以上と幅は広いです。上場後しばらくは売れない期間(ロックアップ期間)がありますが、売れる期間が来た時に売ったとして20倍位のリターンが期待できるという感じでしょうか。ここ最近の株式投資では上場後でも10倍になる株などもあるので少なく見えるかもしれませんが、もしそういった会社に上場前に投資していた場合は200倍になるという計算になります。もちろん投資先の会社がユニコーンのように大成功するとリターンは青天井でリタイア確定のパターンになります。

  • 新しい技術やサービスを知る事ができる

通常の株式投資ではある程度でき上った会社がそれなりに認識されだしたマーケットにいかに早く参入して利益を上げるかどうかが議論される所だと思いますが、スタートアップ企業の場合はまだマーケットがない所に成り立つかわからない技術をもってマーケットを作り出すという所に醍醐味があると思います。投資先を探していると思いがけないような新しい技術とかにも触れられるので見ているだけでも楽しい上に、自分もその一員として参加できるというのが素晴らしい事だと思います。スタートアップ企業を見ているとこれから発展しそうな技術分野を中心に新しいサービスを提供したり、BtoBのサービスを最新技術でBtoCに落とし込んだり、様々な新しいアイデアが非常にたくさんあって飽きが来ません。

  • 将来性

この分野は今までクローズドの取り引きが一部の人の間で行われていたもので、会員制クラブのパーティーのようなものでした。これからは一般に開放されていく動きが加速され、投資上限も規制緩和の方向にあるのでいづれはもっと普及していく事になるのは間違いないと思います。そのうち今でいう所のRobinhoodのようなアプリでサクッと投資するような環境になるかもしれませんね。

  • ベンチャーに投資するという親近感

これは人それぞれで、クールにリターンのみを期待する方はあまり興味はないかと思いますが、会社が小さな分親近感が持てます。投資家も少ないのでそのうちの一人という事で会社の報告を詳しく読んでみたり、製品を買ってみたりして応援したりというのが楽しめる方はいいかもしれません。プラットフォームにもよりますが、質問なども受け付けており丁寧に質問にCEOが答えてくれたり不定期に報告を送ってくれたりするのでそれを見ているのも楽しいです。

また、私はある会社に投資していた際に誤ってAcreditted investorの カテゴリーで書類を提出してしまった事があり、その会社が1回のラウンドのRegCFの上限を超えてしまったので私の投資をRegAでの投資に変えてくれないかとCEOから直接メールがあったりした事もあります。非常に親近感を覚えますね。

  • 株主特典

未公開株に投資する際にある額以上投資すると特典があったりします。例えば500ドル以上投資するとその会社が提供するサービスの10%割引や、さらに上の投資額であれば割引率が大きくなったり、非売品のアイテムが貰えたりします。

  • 市場動向に対しての株価の下落圧力が低い

これは意外な部分かもしれませんが、未公開株は公開株のように自由に売れないのでたとえ株式市場がリーマンやコロナショックのようにクラッシュを起こしたとしても、金利や為替が大きく動いても投資家は売ることができないのでそのまま保持する事になります。つまり、株価(非公開で取引された場合の価格や見積価格)は何が起こっても売り買いがなければそのまま維持されるので意外とクラッシュに対して強いという事になります。

エクイティクラウドファンディングのデメリット

次はエクイティクラウドファンディングのデメリットについて考えてみましょう。

  • 投資を回収するまでの長さ

ベンチャー企業に投資するという事は、上場するか買収されるかというエクジットができる状態になるまで忍耐強く待つ必要があります。また、それがどれくらい先になるのかが不明であるのでいつ回収できるのか目途が立たない事が資産運用上のネックになってくると思います。

このように未公開株投資は先が見えない中で夢を買うというスタイルの投資になりますので通常の株式投資のスタンスではなく、余剰資金のような無くなっても問題ない金額の範囲(ポートフォリオの5-10%くらい)でのんびりと投資を行っていくスタイルになります。株を購入した後はそのまま投資資金は忘れてしまえるくらいの意気込みが必要だと思います。

  • 情報の少なさと透明性

情報は企業のWebページやプラットフォームを通した情報がメインになりますので上場企業のような透明性はなく、データも少ない中での投資判断になります。少ない情報から起業家の人格やプロダクトに関しての完成度、ビジネスのやり方などを調べた上で、自分自身のガットフィーリング的な嗅覚で投資判断する事になります。中には胡散臭そうな会社もありますので嗅覚を駆使して投資する必要があります。

  • 現在株価が不明

上場株投資と違って市場で取引されていないので現在価値がわかりません。自分の投資した資金がどれほどになっているのかは上場まで確認ができません。最近は未上場株の取り引きが可能になって来ているのでこの部分は改善される事になると思います。

  • 配当がない

資金を投資してる間に全くリターンがないという事を考慮する必要があります。上場するまでは投資資金は死に金であり、上場までにそのまま死んでしまう可能性も孕んでいます。

  • そもそも会社がうまくいかない可能性がある

ベンチャー企業は情報が少ないので現状把握は会社が提示する情報やその他あらゆる検索を駆使して自分で調べる必要がありますが、先行きが不安定であり最終的には収益が減っていって倒産や身売りしてしまう可能性もあります。倒産すればもちろん出資した資金に対しては帰ってこない事になります。また、市場の構造上ヘッジなどができませんので買いオンリーの投資です。

  • IPOにこぎ着けてもすぐに売れない

ロックアップ期間というのが設定されているので、初期投資家は上場後90日から180日くらいは保有株式を売れない契約に通常なっています。これは上場後に下がったりした場合は指をくわえて見ている事になりますが、この期間の間に株式オプションが設定された場合はプットオプションを買ってヘッジする事が可能になりますので何とかなるのではと思います。

  • 上場後に現金化するコスト

ここは私はまだ経験がないのでわからないのですが、調べた範囲でコメントします。上場先の市場が大手のニューヨークやナスダックなどではない場合は、自分の保持している株式を株式ブローカー(証券会社など)を仲介して売る時に手数料が非常に高くなるか、最悪ブローカーが取り扱ってくれない事もあるそうです。大手の市場であっても、ブローカーの口座に自分の株を移してもらう手数料も高くつくと聞いています。つまりエクイティクラウドファンディングは投資額の下限は$100などからスタートできますが、$100が20倍になって$2,000になってもすべて手数料で取られて終わるという危険性を考慮しなくてはいけません。例えば$1,000程投資したならば、20倍で$20,000になりますので手数料を引かれても利益は残りますので最低投資額ではなくある程度の額を投資する必要があるとおもいます。もしくは、上場後もそのまま数年保持し続けて100倍、200倍になった時に手数料を支払ってエクジットするというのも可能ではないかと思います。

エクジット(出口戦略)

未公開株投資ではここが一番大事な部分で、現金化のタイミングが利益確定の瞬間です。ここではいくつかの可能性について考えてみましょう

  • ベンチャー企業がIPOまでこぎ着けて上場する

これが我々スタートアップ投資家の夢であり一般的に聞かれるエンジェル投資家のサクセスストーリーはこれですね。何年か待った末にいよいよ会社が株式市場に上場して晴れて取引ができるようになるわけです。すぐに利益確定するかさらに2,3年保持してさらなる利益を狙うのかという判断をすることになります。こうなるケースは全体の1%以下だと言われていますが、もしこれを当てることができれば他が全て失敗したとしても十分回収出来るかそのままリタイアする程稼ぐかというほどの破壊力があります。エクイティクラウドファンディング投資ではこのストーリーをメインに狙う事が醍醐味といえるでしょう。Facebookのケースでは2004年に1000ドル(約10万円)投資していたとすれば、2012年に330万ドル(3億3千万円)になるというようなケースです。(8年で3300倍)

この際に注意点としては、上場後すぐには売れないという事です。ロックアップ期間というのが通常は株購入時の契約で設定されており、通常は90日から180日で場合によって違います。これは会社の創始者や社員などのInsiderの株保有者に設定されていますが上場前に投資をしたVenture capitalや投資家も含まれます。もし会社がSPAC上場になった場合は180日から1年くらいになります。また、ロックアップ期間明けが決算と重なるタイミングになったりした場合はインサイダー取引の懸念から少し伸ばされる場合もあります。これはSECによって強制されているわけではなく、IPO直後の売り圧力による株価下落やそれによって招かれる会社の将来性に対する負の認識(新規投資家が株価下落により投資を敬遠するかもしれない)を避けるために一般的に設けられているようです。

  • 上場会社による買収

これも結構な確率で起こりえる事例で、全体の3割くらいでしょうか。例えばスタートアップ会社が成功してValuationが$50Mに達したとしてもNasdaqやNYSEに上場する条件にはまだ達しないので、その間に会社が将来性のある技術などを持っていた場合は同業種の上場会社が買収し、自分の会社の一部署として組み込みます。この場合は買収した会社の株式を自動的に保有する事になりますので、保有株が買収先の会社の株に切り替わり次第、直ぐに売却が可能になります。利益は買収先企業が一株いくらで買い取るかに依存しますが、このケースでは初期投資よりも利益が取れる価格となります。もちろん悪い場合も存在し、会社が伸び悩んだり立ち行かなくなった場合にビジネスを買ってもらう身売りのケースです。まず借金が返済された後、残りが投資家に分配されます。初期投資額が返ってくる位ならラッキーですが、ペニーほどの返還で終わるケースなど様々です。

  • SPACによる買収

SPAC(Special Purpose Acquisition Company)というのが最近結構聞かれるようになりましたが昔からあったようです。これはエース級の投資家や実業家や業界のプロなどが集まって会社を作り、まず上場します。この時点では何も事業活動を行っていませんが上場により資金を調達する事が目的の会社なので当然と言えば当然です。その後約2年程の期間で目ぼしい非上場企業を探して買収し、SPACは買収した企業の名前に変わります。非上場企業からすると上場の手続きを終わったSPACに買収されることにより煩雑なSECへの上場手続きをスキップしていきなり上場する事が出来ます。もし2年以内に企業買収がされなかった場合は解散になり、資金は投資家に返却されます。2019年頃から巨額調達が聞かれるようになりました。その性質上Blank check company(額面が書いていない小切手)とも呼ばれます。詳しくは別の機会に詳述します。

  • 2次市場での売却

スタートアップ企業を扱っているプラットフォームが最近2次市場を開設し、上場前の株式の売却が可能になりつつあります。つまり、上場を待つことなくエクジットできるメリットがあります。この分野はこの先伸びていくと考えられます。希望的観測ではありますが、SECの規制なども次第に緩やかになって行く事で環境が整ってくるのではないかと思っています。

  • 倒産や解散

これは起こってほしくない事例ですが残念ながら覚悟をしておかなくてはいけません。投資意欲に水を差す形になりますが、スタートアップ会社の5割ほどはこのパターンになります。会社の解散価値を投資家で分配しますが、従業員給料やその他の借金などを返した後の残りの価値というのはほとんどないケースが多いと思います。

  • マネージメントエクジット

色々な呼び方があると思いますが、このケースはスタートアップ会社の主要投資家(ベンチャーキャピタルなどのビックプレイヤー)が会社の支配権を大きくしたいために小口の投資家から株式を買い取るケースです。上場会社が一部署としてやっているInvestment firmなどが投資のリターンを回収する以外に投資している有望な会社の支配権を大きくしたり将来その会社を買収するための目的としての場合などに使われるようです。

どうやれば投資できるのか

エクイティクラウドファンディングの性質が大体わかってきた所で、具体的にどのように投資が始められるのかに触れたいと思います。ここではファンド型の投資形態ではなく直接株式を保有する形態に関しての説明になります。

  • 未公開株を扱っているプラットフォーム会社(ポータル会社)を使用する

皆さんDeal flowという言葉をご存じでしょうか。未公開株投資のケースでは、たまたまスタートアップの創業者などとつながっていて投資機会に参入する事ができるような状態をさしますが、エンジェル投資家やベンチャーキャピタルなどの方々が通常やっている事で、我々一般投資家にはそのようなDeal flowにタッチできることは稀です。そこで、我々はファイナンスをしたいスタートアップ会社とクラウドファンディングで投資したい小口投資家とをつないでいる証券会社のようなポータルと呼ばれるプラットフォーム企業を使用してDeal flowに参加する事になります。現在アメリカには50から60社程の様々なプラットフォームがありますが、各会社によって扱っているスタートアップの会社は違います。2つの場合が考えられます。

登録されているポータルのリスト(FINRAのリンク)

https://www.finra.org/about/firms-we-regulate/funding-portals-we-regulate

  • ポータルを巡回して目ぼしい会社を見つける場合

基本的にはポータル会社によってある程度のデューデリジェンスがされた状態でリストに載りますので、とんでもない会社はないと思うのと会社情報が少し乗っているので目ぼしい投資先を検索する上ではポータルのサイト上で検索するのもいいと思います。また、ポータルのサイトで自分の投資履歴が管理できたり、特典があったりするので一定の会社のみを使用するのもメリットがありますが、投資先企業がそのポータルでないと投資できないという場合以外に、わざわざ新しい所にアカウントを作ったりする事は私はやっていません。

  • ウェブサイトなどで気になったスタートアップ会社が見つかり、扱っているポータル会社を調べる場合

投資したい会社が見つかり、いざ投資という段階になるとその会社の株を扱っているポータルで投資をする事になりますので毎回違うポータルを使用しなければならないパターンもあります。その都度新しいアカウントを作ることになりますが、投資をしてそのラウンドがクローズすると株式譲渡の契約書がポータルからメールで送られてきて、それが終わるとポータルは単に投資履歴を確認するか、投資先スタートアップが送ってくる定期更新情報を受け取るためのツールという形になりますのでいくつアカウントを持っていてもそれほど問題ではありません。また、各ポータル会社も最低投資金額は100ドルとか500ドルとか会社によって違いますが非常に少額に設定されています。(先の項で述べましたが、あまり少額だと現金化の手数料でやられる可能性があります)

それでは私の経験のあるものを中心に、どのようなポータルがあるのか見てみましょう。また、皆さんでも独自に調べていただき、自分に合った所を探してみるのもいいのではないでしょうか。

Wefunder

この会社は一番有名なうちの一つで、私も数個のスタートアップ投資で使用しています。スタートアップ企業のリストも多いので投資先にいろいろ迷います。投資した会社の創業者に対して質問ができるフォームがあり、そのコメントを読んだりするのも楽しいです。また、創業者との人間関係もよさそうで、私が投資の際に問題があった時にスタートアップ創業者からメールで直接確認が来たのですが、どうすればいいかわからないという事を伝えると、担当のWefunderの人にCCで繋いでくれてすぐに返答して解決してもらえました。スタートアップ企業を検索するのにとりあえず巡回するという風に使うだけでもメリットがあると思います。

StartEngine

アメリカでスタートアップ企業が自身の製品やサービスを紹介して投資家にアピールするShark tankという有名なテレビ番組があるのですが、そこに出演しているうちの一人の投資家のChris O’Learyという人(Mr. wonderfulと呼ばれる)がアドバイザーとして投資している会社で、実はこの会社自身が去年の中頃にクラウドファンディングで資金調達していました。このラウンドでStartengineに1000ドル以上投資すると、株主特典でなんと一年間はStartengineで扱っているスタートアップ企業に対しての投資に対してさらに10%のボーナス株がもらえました。この会社は最近2次市場での売買が可能になっていて、その機能を強化するように逐次アップデートを行っていくようです。このプラットフォームも創業者に質問するフォームがあります。

Netcapital

この会社は昔から2次市場での売買ができるようになっていますので、参加したかったがクローズしてしまったラウンドなどで買いそびれたスタートアップ企業の株を二次市場で他の投資家から買うことができます。結構シンプルなサイトですがスタートアップ企業の情報量が多くまとまっている印象を受けます。

Equifund CFP

私は初めての投資がたまたまこのプラットフォームからになったので紹介しますが、ここはヨーロッパ発祥のようでアメリカでは後発のようです。スタートアップ企業もそれほど紹介しているわけではないですが、定期的にくるいろいろなクラウドファンディング関係のニュースが結構勉強になる内容が多いです。また、たまに講習会的なミーティングやセミナーも開いていて、扱っている企業のCEOとZoomミーティングを開催してインタビューする事もたまにあります。家庭的な感じで私は好きな所の一つです。

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ニュース

SECのルール変更について

Equity Crowdfundingには朗報になりますが、SECが一般投資家のRegCFに対する投資上限の変更と、スタートアップ企業側の公募額上限の増額やその他の変更を行いました。もちろん上げる方向での変更になりますのでクラウドファンディング投資への資金流入の増加が期待されます。さらに資金が流れ込む事により、企業もより早く、より多くファイナンスできる事になり上場へのスピードも加速するのではないかと思われます。さて、ひとつづつ見ていきましょう。

※詳しい計算方法に関してはこのページの投資額上限のタブで例を使って説明しています。

一般投資家の新しい投資額上限

Tier1

年収もしくはNet worthのどちらか、もしくは両方が$107000以下の場合。この場合はどちらか多い方の5%までが上限の投資可能額です。変更点は、今までは”少ない方の5%”でした。

誰でも一年間に$2200までは投資可能ですので、もし年収かNet worthのどちらか多い方の5%が$2200より少なければ上限は$2200となり、多ければ5%の計算結果が上限になります。

Tier2

年収もしくはNet worthの両方が$107000以上の場合。この場合はどちらか多い方の10%までが上限の投資可能額です。変更点はTier1と同じく、今までは”少ない方の10%”でした。これにより、例えば引退した方で年収は年金などで少ないが資金は銀行にたっぷりあるというリッチ退職系の人の投資額が、今まで年金の収入の5%(Tier1に部類していた)に制限されていたのが、銀行資産の10%まで投資できるという事になりますのでかなりの増額になります。

Tier3

Accredited investorの場合ですので、無制限に投資可能です。過去2年の年収が$200000を超えており(配偶者と合わせて$300000を超えている)今年度も同じくらいが期待できる事が条件です。もしくは、Net worthが$1Mを超えている事でも条件が達成できます。(昔は両方満たしているのが条件だったと思うのですが、2019年の1月にどちらかを満たしている事に変わっているのではないかと思います。古いPortalなどでは両方が条件と言っているところもあります。)また、このカテゴリーは他にも条件がありますので下のリンクを見て頂ければと思います。

SECのPress Releaseのリンク(Accredited Investorの定義)

https://www.sec.gov/news/press-release/2020-191

SECのInvestor.govInvestor.govのリンク

https://www.investor.gov/introduction-investing/general-resources/news-alerts/alerts-bulletins/investor-bulletins/updated-3

上限計算上の12か月の期間

たまにこういう公的資料で、大事な部分がわからないので困る時がたまにありますね。上限額は12か月間に投資できる上限というのは理解しましたがいつからいつまでの12か月間かの明記がなく、いろいろ当たってみてもカレンダーイヤーの1/1から計算した12か月か(1/1にゼロにリセット)、ローリングイヤーのその日から12か月遡って計算するのか(上限に達成したら、前年の一番古い投資から一年たった時にその分のみ投資可能だが、投資後また上限に達するので2番目に古い投資日までまた待つ必要がある)解釈ははっきりしないようです。いろんなPortalの解説やセミナーでも話されていますが、基本的にはローリングイヤーで計算しておき、いつどの時点で12か月分を合算しても上限を超えていないように管理する方が安全だと聞いていますし、私もそうしています。過去の投資日と金額を自分で管理する事が非常に重要です。下記はSECの原文の抜粋になります。

Because of the risks involved with this type of investing, however, you are limited in how much

株とデリバティブ投資

Hindenburg Omen点灯

先週中頃にNASDAQが下げ止まりを見せてじわじわと上がっている展開になっていますが、今回は少し戻りが鈍いような感じがしてそのまま積極的に買って行っていいのかが難しい展開です。米国債が一応下げ止まっているように見えますが反転していないのも原因でしょうか。

先週ヒンデンベルグオーメンのシグナルが3/4に点灯したと巷で聞いたのですが、みなさんはこれをご存じでしょうか?過去に2020年の1/30に点灯し、3/23に36.9%のコロナショックの下落につながった歴史があります。

不吉な響きからも想像できるように、マーケット下落というか暴落が近々起こるかもしれない予兆のサインのようです。このサインは統計的な事実と比較してマーケットの状況が逸脱していると考えられた時を捉えるというイメージだと思いますが、点灯条件が少し複雑でしかも細かい所が色々違ったりするのですが、私が調べた範囲で分かった事を個別に見ていきましょう。

52週高値更新銘柄数と52週安値更新銘柄数の合計がすべての銘柄数の2.8%以上を占めている場合。マーケットインデックスの52週高値が52週低値の2倍を超えていない事。これは絶対条件のようです。上昇トレンドが継続している事。10週移動平均線や、50日ROC(Rate of change)で確認できる事。McClellan Oscillator が負の値であること。

皆さんなんとなくピンと来たでしょうか?この条件を一瞬で理解して、『あーなるほどね』とか言える人は神ですが、私なりに以下のように理解しました。

インデックスは上昇トレンドを示しているが、かなり加熱しているすべての銘柄が上がっているような激しい短期的に起こる上昇トレンドではなく、緩やかに上がっているトレンドである。詳しく内訳を見ると下がり続けている銘柄が多くなっていて、値上がりと値下がり株の差を移動平均で比較しているMcClellan Oscillatorが負を示しているという事は、値下がり銘柄が多い状態である。つまり、銘柄の動きを見ていると下がっているものが多くなってきているがインデックスのみ惰性で上がり続けている状態という事でしょうか?

自分で個別の条件で判断して見つけるには非常に面倒な指標ですし、あまり点灯しないので、忙しい兼業投資家の方々はニュースとかで点灯した事を確認するだけで十分なんじゃないでしょうか。

それでは、具体的にどうするのかという話の方が重要ですね。シグナル点灯後に暴落が一か月後くらいに起こる可能性が高いという事ですので、私なりに対策を考えました。

VIXなどのボラティリティインデックスを毎日モニターする。米国債金利の急上昇なども注意。

買いで入っている銘柄は上がった時にとりあえず逃げてポジション縮小

ヘッジを入れる。ものによって入れ方は様々ですが、暴落するとVIXは上がるのでVIXの指数先物と連動するVXXなどを買っておくか、先物売りか、株か指数のPut買い辺りでしょうか。

さて、戦略が決まったところで暴落を待つことにしましょう。暴落で取っていくのはタイミングが結構難しいですが、4/4くらいからはVIXの動きを逃さずにモニターして乗っていきたいと思います。キャッシュポジションを温存して下げ止まったところで買いに行くのもいいですが、VIXは非常に狭い上がりきったピークの時などに運よく遭遇できれば、VXXのPut買いなどで暴落後の回復時にも取れるので往復取りができるかというのもチャレンジしてみたいですね。とりあえずこのブログを書いている最中に安値更新中のVXXの4月16日と23日のCallを買って往復の往の部分を仕込んでおきました。皆様も来るかもしれない暴落に備えての戦略を立てて腕試しをしてみるのはいかがでしょうか。

クラウドファンディング投資の基本

投資先のスタートアップの分析 (Deal Checklist)

投資するスタートアップ企業を選別する際は、通常の株式投資と違って開示情報なども少なく、会社の良し悪しを判断するためのデューデリジェンスを行うのが難しい場合が多いです。また、どのステージで投資に参入するのかという事も重要になってきます。この章ではクラウドファンディング投資の際のDeal flowを分析する上で一般的に使用される方法についてDeal checklistとしてまとめてみようと思います。

雑草を抜く財務の健全性マーケットSeries-A,B,CStage毎のシェアの希薄化

Weed out the Losers

Early Stageのスタートアップがどのような資金を必要としているのかという分析から始まり、その会社が参入しようとしているマーケットを理解を深め、将来性のあるクラウドファンディングのDealを見つけるというのは株式ポートフォリオを少しいじるのに比べて、非常に難しいですが、その分成功すればリターンは当然大きくなります。半面、経験のあるエンジェル投資家でも半分のポートフォリオは2,3年以内にやられてしまうと言われている現実があります。

このような事を考えると、最高のDealを見つけるという事はまずは最低のDealをリストから除外するという事が成功の可能性を上げるうえで一番最初にやるべきことであると考えられます。それでは、どのような会社がBad Dealである雑草であり、除外する対象になるのでしょうか。悪いDealによくみられる警告サインについてリストアップしてみましょう。

創業チームの誰もがその業界の十分な経験がないのは危険です。業界がどのように動くのかという現実的な知識に詳しいアドバイザーが初期段階で必要です。

創業チームの誰もが財務の経験がないのも危険です。創業チームにいない場合は実際の数字に詳しいアドバイザーが必要です。

経営陣のマーケットシェア獲得の見積もりが過大な場合は危険です。スタートアップ企業が初年度で10%のマーケットシェアを新たに取るなどとうたっている場合は眉唾ものです。基本的にはうまくいって一桁が現実的な所です。

経営陣の出す工程表が楽観的過ぎたり、現実的でなかったりする場合は危険です。発達段階の会社が、ゼロから始めて2,3年後にIPOなどというのは基本的には非現実的です。

競争相手を過小評価している場合も危険です。たとえどれだけニッチな分野だとしても、必ず競争相手がいます。最新の技術やプロダクトなどで競争相手がいないと言っている経営者は無知か自信過剰です。多くの場合、業界に競争相手がいて負けないよう意識しながら発展していく状況の方が健全な場合が多いです。

競争過密なマーケットにいるスタートアップに投資するのは多くの人が敬遠するかもしれませんが、スタートアップがそういう業界にプロダクトを持っている場合は、何かその会社独自の強さを持っている可能性があり、それが他社をひきつけて買収される事につながる可能性も考えられます。

財務に関しての注意事項

ここでは簡単に経営者の財務に対する姿勢も含めての警告サインを見ていきます。

たとえEarly Stageのスタートアップでも財務報告が全くなく、コストの見積もりや支出の見直しをしていないのは危険です。利益がなくとも、コスト体制や売り上げの見積もりは出していないと危険です3年以上売り上げが出ていない場合は危険です。製薬業界などプロダクトを出すまでに長時間かかる業界は別として2年以内には売り上げが出ている事が望ましいです。

マーケットに関して

スタートアップ企業の創業者はマーケットシェア獲得のために競争するよりもニッチなマーケットを目指す傾向があります。つまり、ターゲットとするマーケットが現実離れしている可能性があります。まずは危険信号から見ていきましょう。

スタートアップがターゲットにしているマーケットのトータルのサイズが$100M以下の場合は成長が期待できないかもしれません。スタートアップが5%のマーケットシェアを取って売り上げが年間$5Mになりますが$200M以上のマーケットをターゲットにしている会社が望ましいです。

各マーケットに対してのコストの見積もりが競争相手と比べて非常に楽観的である場合は、競争相手の上場企業の年次レポートなどを確認して真偽を確かめる必要があります。スタートアップ企業のコスト体制が上場企業よりも効率的なことは稀です。

スタートアップが非常に幅広くいろんなマーケットに参入していたり、相当ニッチな所のみでビジネスをやっているかというどちらか両極端の場合も危険信号です。ある程度のサイズのトータルマーケットは必要ですが、幅広すぎるマーケットではスタートアップはそれぞれの競争相手と戦い続けることはできませんし、ニッチすぎる場合はマーケットの伸びが期待できないことになります。

次にマーケットリサーチをする上で重要になってくることは何でしょうか。スタートアップ企業に投資する際は、自分もビジネスパーソンの一人になり、シビアにスタートアップ企業がそのマーケットで戦っていけるのかを判断できるようになる必要があります。どのようにマーケットを見ていけばいいのでしょうか。

マーケットサイズと毎年のマーケットサイズ伸び率

そのマーケットでスタートアップ企業と競合他社がどれほどの売り上げを上げているのか

マーケットの状態(独占か共存か)

マーケットが地元限定かそれとも広いエリアもしくはグローバルか

企業がどのようにマーケットを取りに行っているか(低価格路線、プロダクトの品質、競争力の高いセグメント)

企業がどのような宣伝や広告を行っているのか

新しい競合他社がマーケットに参入した時の競合他社の反応方法はどうか(価格競争、もしくは違う方法)

プロダクトが季節ものなのか通年同じように売れるのか

プロダクトのセールスサイクルはどれくらいなのか。(材料購入から出荷まで)セールスサイクルが長くなると売り上げからキャッシュが入ってくるまでの時間が長くなるので会社を維持するための資金がその分多く必要になります。

ここ10年でマーケットはどのように変化したか、また次の10年でどうなるのか

最初のステップはマーケットサイズの把握です。例えばアメリカでの車とトラックの総売り上げ台数は19M台で、金額は$61Bです。幾多もの会社がこのマーケットでひしめき合っています。このようにスタートアップ企業が参入している全体のマーケットサイズを理解するのが最初のステップになります。

次にトータルのマーケットが毎年どれほど伸びているのかと、どれほどの売り上げを競争相手が上げているのかを見る必要があります。また、経営陣がうたっている売り上げ目標は単純にマーケットサイズで割ると必要なマーケットシェアになるので、それが現実的に可能かの判断ができます。

マーケットが2,3個の大きな競合他社に独占されている場合は彼らはシェアを強固にするために値下げや広告を打って立場を強化してくるので手ごわい環境ですが、ばらばらの競合他社によって共存されているマーケットでは、マーケットシェアを増やす事は難しくはない分、新規参入企業にシェアを奪われる危険も伴います。

スタートアップ企業は伸び続けなくてはいけませんので、マーケットが広いエリアもしくはグローバルでなくてはいけません。エンジェル投資家はマーケットが$100Mか$200M以下の企業は投資判断から外すと言われています。もし企業のシェアが2,3%ならば、自分の投資額が10倍になるには一体どれくらいマーケットが大きくならないといけないのかを考えた時に現実的ではないと思えますね。

マーケットには競争の厳しいセグメントがあります。価格競争とクオリティ競争です。低価格競争はサイズメリットのないスタートアップ企業には成り立たない分野です。スタートアップ企業はクオリティや差別化のできるセグメントで勝負するのが向いています。マーケットリサーチでは、企業がこのセグメントでそのプロダクトが確実に顧客を納得させることができるのかを調査する必要があります。

企業がどのような広告媒体(TV,インターネット、新聞)を使用しているのか、また競合他社はどうなのか。客を獲得する際の宣伝文句やそれが経営陣のマーケティングの方向性とマッチしているのかなども確認する必要があります。

競合他社が価格競争で新規参入の企業を排除する動きになった場合は自身が投資しているスタートアップ企業は追従するのか、また売り上げへの影響はどうなるのかなどを考察する必要があります。

Series-A,B,C…

スタートアップ企業はEarly stageでのテストプロダクトを成功させて次は大量生産モードに入るためにさらなる規模拡大の資金調達が必要になります。この初めの段階はSeries-Aと呼ばれてベンチャーキャピタルなどが参入しだすタイミングです。

その後、Series-B, Series-C, Series-D…と資金調達が繰り返されますがこの各段階はラウンドと呼ばれます。この段階のどこかで会社の利益はプラスに転換します。スタートアップ企業はValuationで大きさが図られますが、この段階では企業のシェアを多く手に入れようとした場合はSeed Stageで投資した投資家と同じくらいのシェアを何倍も多く投資する必要があります。

Seriesの最終段階では企業はIPOのコストのための資金調達をして投資銀行などとIPOの手はずを整える準備に入ります。この最後のラウンドはBridge-financingなどと呼ばれ、IPOまでのつなぎの資金調達という認識になります。

ここまで来るとあとは座してIPOを待つという段階に来ますので成功はすぐ目の前ですね。場合によっては持ち株を増やして会社のシェアを維持するための追加投資なども考えてもいいかもしれません。

Stage毎に投資する必要があるか

最期に株の希薄化について少し考えてみたいと思います。初めに投資した額で買った株は各ラウンドを経るごとに資金が流入することで希薄化していきます。

Seed Stageで$1000投資をしてもその後のStageで会社が新株発行で資金調達すると持っている会社のシェアの比率が希薄化により下がります。それを防ぐためには初めのラウンドで投資して終わりではなくその後のラウンドでも引き続き投資をする事によって自分の持っている会社のシェアの比率が下がる事を軽減する事が出来ます。

ただ、Seed Stageで$1000投資していればIPOまでこぎ着けた段階で株価が上がりますので会社のシェアを心配しなくても多額の利益が確定しているのでそこまで心配する必要はないと思いますが、戦略としては数撃ちゃ当たるのショットガン戦略で一発投資して次のターゲットに行くか、しつこく同じ会社に撃ち続けて希薄化を防ぐ戦略で行くか個人の好み次第で判断する必要があるのではないでしょうか。

クラウドファンディング投資の基本

資金調達のステージとは

スタートアップ企業のビジネスの利益は一般的に知られるJ-カーブに従う場合が多いと言われています。皆さんもエクイティクラウドファンディングに投資する際はこの事実を頭の片隅に入れて投資を行う事が大事だと思います。J-カーブに伴う資金調達のパターンは各状況での段階を経て行う事が多く、この各段階はステージと呼ばれます。ここではJ-カーブについて軽く触れた後に、一般的に使用されている各ステージについて見ていきましょう。

J-カーブSeed StageEarly StageSeries-A,B,CStage毎のシェアの希薄化

J-Curveとは

J-カーブでは下の4つのステージがあります。この区切りは別に明確な線引きがされているわけではなく、その辺りで資金調達がされた場合はどこどこのStageでの資金調達という形で認識されるといった感じでしょうか。各Stageでは複数回の資金調達がされる場合があり、それぞれはラウンドと呼ばれます。

Source:Lionel Guerraz’ blog

Seed Stage

Seed stageは見た目通りValley of Deathと呼ばれるJの底部分に向かっていく所になります。売上がないので当然と言えば当然で利益の部分はマイナス方向に沈んでいく事になり、支出のみが続くStageです。投資は自己資金や家族友人からが中心になりますが、エンジェル投資家や、たまに物好きな勇者が参加するかもしれません。

Early Stage

Seed Stageを抜け出すと、少し売り上げが入りだしますので支出を部分的にカバーできるようになりますが、まだ支出が続いているところが多いでしょう。Early Stageの最初のラウンドでの資金調達はテスト的なプロダクトやサービスを狭いマーケットに提供したり、従業員を増やしたりするのに費やされます。そしてテストが成功して会社の将来性が見えてきた所でさらなるスケールアップのための資金調達が2回目のラウンドで行われ、もしかするとこの辺りから売り上げが支出をカバーしてブレークイーブンになるかもしれません。ベンチャーキャピタルが参入してくる頃で、我々クラウドファンディング投資家の出番です。

Series-A

Early Stageを抜けた会社はかなり強くなっているので将来性も確信できるので、最初のラウンドではビジネスのスケールアップを目的に資金調達がされます。Early Stageと同じような顔ぶれの投資家ですが、銀行なども融資をし出す頃ではないでしょうか。

Series-B 以降

この段階まで会社が成長すると、いくつかのラウンドでさらなる規模拡大が行われますが、最終ラウンドではIPOの審査に通る事を視野に会社の規模を大きくしたり審査のコストを準備したりという大詰めの段階になります。この辺りは担当投資銀行やIPOを扱う引き受け証券会社なども入ってくる頃ですね。

Seed Stage

Seedとは種という意味ですのでそのまま種植えの段階です。会社の創業者はアイデアのみはありますが、実際にマーケットでテストしたり、検証したり、法的な書類作成などは行っていません。自分の知人や友人から借りたり自己資金を使いながらさらに資金調達をしてビジネスをスタートさせる段階がSeed Stageと呼ばれます。その名の通り、このステージがなければ種が地面に埋まることはないのでビジネスとしてスタートする事はなく、頭の中のアイデアで終わります。この段階が一番リスクの高い状態で、90%のスタートアップはこの時点で失敗すると言われています。失敗する理由としては、資金調達がされると従業員も増えるのですが、創業者が自分のコントロールを失いたくないために権限を他のメンバーに移すのを渋り、チームとして円滑に事が運べないスタートアップは創業者が色々なことに精通しているべきですが、創業者にスキルがなかったり、エネルギッシュにそのスキルを習得することを避けたり、そもそもハードワークを避けたりなどの創業者のメンタルが原因のケースこのステージの投資家は創業者自身はもちろんですが、他の投資家はFFFと呼ばれています。FAMILY, FRIEND, FOOL(笑)です。ファミリーやフレンドはわかりますが最後のフールというのは部外者で投資しているバカという事ですね。それくらいリスクが高いという事が理解できます。この時点の投資家はビジネスよりも創業者を個人的に応援しているケースが多いと思います。創業者はスタートアップ経験が豊富なアクセラレーターやインキュベーターなどに助けられながら成長していく事になります。エクイティクラウドファンディングでこの段階で参入する事はまれだと思いますのでFOOLになれるチャンスは残念ながらあまりなさそうですね。(笑)

Early Stage

ようやくスタートアップ企業はSeed stageを乗り越えてやっとテストプロダクトなどを売り出せる状態になってきます。この段階ではSeed stageで調達した資金が底をついてくるので新たな資金調達が製品の量産やセールスの拡大の為に必要になってくる段階です。Seed stageを乗り越えて出したプロダクトは将来性のあるものと認識はされますが、Early stageではより大量に広範囲にプロダクトを広げていく必要があります。広範囲といっても今までのテストよりという意味で、地元の一部のエリアにサービスを提供するという範囲になります。この段階では利益が入ってくる段階ですので支出を収入が補いだす状態になり、J-カーブが上向きの方向に変わりだす変曲点の位置になります。このステージでは、規模の拡大に伴うリスクが考えられます。ビジネスのサイズアップは滞りなく行え、コストの上昇など期待外の損失の可能性はないか。お客さんの満足度は満たされるかやマーケットシェアは獲得できるのか下請け業者などが会社の規模のスケールアップについてこれるのかこの時点で投資する場合はビジネスの将来性やプロダクトの強さ、マーケット動向などを考えてDeal flowに参加するかどうかを決定する必要があります。私はこの段階が我々クラウドファンディング投資家のメインのターゲットになると思います。

Series-A,B,C…

スタートアップ企業はEarly stageでのテストプロダクトを成功させて次は大量生産モードに入るためにさらなる規模拡大の資金調達が必要になります。この初めの段階はSeries-Aと呼ばれてベンチャーキャピタルなどが参入しだすタイミングです。

その後、Series-B,